LEAN UX 読んでみた感想
Posted on 2023/12/30
# Book Review
気になっていたので個人メモ程度にまとめてみた。
こんな人におすすめ
- チームにアウトプットではなくアウトカムを浸透させたい
- プロダクトの本質的な価値の提供を成長させたい
- そのためのチーム作りを行いたい
LEAN UXとは
この本で定義されてるのは
- コラボレーティブ、部門横断的、ユーザー中心の方法によってプロダクトの本質を素早く明らかにするためのデザインアプローチ。
- ユーザー、ユーザーのニーズ、ソリューション案、成功の定義についてのチームの共有理解を構築する。
- チームの意思決定に求められる根拠を築き、プロダクトやサービス、価値の提供を絶えず向上させるために、継続的な学習を優先させる。
自分の理解ではユーザーに本質的な価値を提供するためにアジャイル式にどうアプローチを行なっていくかのフレームワークという認識をした。
近年の急速な技術進化に伴ったビジネスの急な変化への対応。多くの企業がこの変化についていくために必死に試行錯誤していると思う。
急速な変化に対応できることが成功のキーになりつつある時代で、外資系やスタートアップなどの企業のスピードは恐ろしいほどになっている。
日本も大企業も頑張っているが、昔ながらの風習などが足枷になってなかなかうまくいっていない印象。
そんなスピード感の中で常に本質的な価値を提供をしていくことは結構難しいが、それを可能にするためのフレームワークをまとめたのがこの本という印象だった。
ためになった話題
- 構築 - 計測 - 学習のイテレーションを回しまくる
- アウトプットよりアウトカム (整合性のある価値)
- MVPを試して投資価値がありそうであればどんどん投資していく。最初はエクセルシートでの運用でもプロトタイプと言える
- 上下のない横断的な組織開発が必要不可欠
- ユーザーの行動分析、もたらすインパクトの言語化など、目的、指針、具体の分析など必要
- 失敗を許容する環境づくりを
感想
自社のプロダクトで機能開発をするときにチームにプロダクトの本質理解を浸透させるために次回このフレームワークを使用してみようと思った。
チームが上司が持ってくるチケットをただ単に消化してるだけのチーム是非読んで実行してもらいたい。
自分のプロダクトを持っている人は読むともう一つ上のレベルの意識と責任感を得られると思う。技術力だけに興味がある人には向いてないかも。